除草剤の種類について
除草剤は除草対象により選択性除草剤と非選択性除草剤にわかれます。選択性除草剤は作物に影響を与えずに雑草のみを枯らす効果がある除草剤で、芝生にはこの除草剤を使用します。非選択性除草剤は草花野菜全て枯らしてしまう除草剤です。また、除草剤はどこに対して散布するかによっても茎葉処理剤と土壌処理剤にわかれます。茎葉処理剤とは茎、葉に薬剤がかかることにより雑草内へと吸収され枯れていく薬剤で、土壌処理剤とは主に雑草の発芽前や発芽したばかりの状態のときに散布し、土壌表面に薬効のある層をつくることで発芽したばかりの葉や根から吸収されることで枯らす薬剤です。
除草剤の散布について
これからの時期で芝生にやっかいな雑草としてスズメノカタビラというイネ科雑草の代表的なものがあります。この雑草はこれからの時期に発生してきますので、発生前に土壌処理剤を散布します。しかし、近年この雑草の発生が早くなってきているようです。もし発生してしまっている場合にはイネ科雑草に適応した茎葉処理剤を散布してください。また、クローバーやカタバミなどの広葉雑草には広葉雑草に適応した茎葉処理剤を散布します。除草剤の散布は最適な時期に最適な除草剤を散布しましょう。茎葉処理剤ですと雑草が大きくなりすぎては効果が出にくい場合がありますし、西洋芝には使用できないものも多いです。商品ラベルをよく確認して使用しましょう。それから、除草剤を使用する場合、高温時を避けるようにしてください。高温時は雑草に対して高い効果を発揮しますが、芝生に対しても薬害が生じやすくなります。その他、これからの芝生に対する肥料は雑草の生長を促進するようなものなので、基本的には必要ありません。
根の呼吸
庭木には水も必要ですが空気も必要です。根も盛んに呼吸をしています。水はけの良い土がよいといわれるのは、空気がたっぷりあるからです。水耕栽培は流水を使って行う栽培方法ですが、これは水を流すことによって、水の中の空気を取り込んでいるのです。また鉢植えの水遣りは、鉢の下から水が落ちてくるぐらいたっぷりと与えます。これは水遣りと同時に空気を入れ替えるという意味で良いのです。 植えたばかりの庭木、芝生は根が浅いので、水切れ状態になりやすいですから特に注意してください。庭木は水がないと養分も吸収できません。たっぷり水を与えてかわいがってあげてください。