松の手入れ
上枝の葉数を減らして下枝にも光を当たるようにする手入れが「もみあげ」です。 樹冠の中の枯れ枝や細いふところ枝を元から切り取り、込み合う部分があったら枝配りを考えて枝抜きをします。最後に「もみあげ」にかかりますが、樹勢を強くしたい枝は葉数を多く残し、逆に抑えたい場合は減らします。一般的には今年伸びた枝先に30~40本の葉を残します。アカマツでは、幹や太枝を毛の粗いブラシか、ワラ縄を丸めたものでこすると一層美しい樹肌になります。
落葉性花木類の整枝 ・ 剪定
ウメ、ハナカイドウ、マンサク、フジ、モクレンなどの整枝・剪定は今月が適期です。これらの剪定は花芽のつく位置をよく確認してさらに翌年、翌々年の花を咲かせる枝も考えながら枝を切り、樹形を整えます。 ウメの場合、花が終わると、前年枝の先端部分から勢いのよい新枝を伸ばします。この徒長ぎみの枝にはあまり花芽がつきません。ウメの花芽は短枝につくので、冬の間に徒長気味の長い枝を切り戻して樹形を整えます。切り戻す枝には5~6芽残します