施工事例- 公共施設 -

ウロのトンネル 大丈夫?

Before施工前
After施工後
こんにちは、だいぶ春の雨が降るようになりましたね。 天気予報もコロコロ変わります。 七十二候では明日から「虹始めて見る」です。 春の雨が上がり、虹が現れる頃です。 明日14日は朝方まで雨太陽が出れば、虹が見られるかもしれませんね。 虹が見えるとなぜか人に教えたくなる何か神々しいものを感じます。 さて今回はウロの入った木の危険幹の切除です。 ウロ(木の幹の中の空洞)が入っているのに生きている木をよく見かけますね。 枝の切り口から幹の中に水が浸入し幹の中央部が腐って無くなってしまうものです。 もうひとつ説があり、枝葉をたくさん付けた木を突然バサッと落としてしまうと 根から吸い上げた水分の行き場が無くなり幹に滞り、幹の中身が腐ってしまうという説です。 根は吸い上げるのは得意ですが、 上で水がいらなくなったら根から水を土の中に戻すという訳にはいかないのです。 でも木は強く生きている皮とわずかな形成層を持っていれば生きていけるのですね。 水分や養分の通り道である形成層は皮の下一番外側のごくわずかな部分。 中央の腐った部分は古い形成層で必要の無い部分なのだそう。 ただ背の高い木になるとボキッと折れやすくなりますね。 こちらの方が問題であり、生育はさほど問題ではないパターンが多いです。  今回も下から上までウロが入り生きていますが、上部で一部枯れている幹があり、 それが落下する可能性があったため一部切除という作業になりました。 ウロの中にも腐った木くずが溜まっており、 これもタバコの吸い殻などが捨てられてはボヤの元になります。これも清掃。 後々倒木の可能性がありますが、差し当たりの危険を回避。ひと安心ですね。 木村植物園 造園事業部では、お隣に出てしまった大きな木の剪定や枝下ろし、枯木枯枝の撤去など承っております。 危険枝/迷惑枝の処理は木村植物園造園部に御用目下さい。
中心に空洞ができています

中が腐っていますね。でも木は生きています

正面から

立派に見えますが樹が弱っている証拠です!

お庭のメンテナンスのお問い合わせはこちら

プロ集団

木村植物園 ロゴ

建築と緑を知り尽くしたプロフェッショナル集団

電話番号

お問合せフォーム