こんにちは お庭番です。
前回、 芝の種類の決定 ということで、 暖地型芝草について
ご紹介しました。 本日は寒地型芝草 についてご紹介します。
寒地型芝草とは
温暖地から寒冷地にかけて利用される芝草で、冬に生育は停滞しますが
休眠せず緑を保つ芝です。種子または苗からのみ生育できます。
暖地である神奈川県では寒地型芝生は夏を越すことが難しいため、
公園の芝生やサッカースタジアムなど常に緑を保ちたい場所で、冬用の芝生として使用されることがあります。(暖地型芝生は冬は休眠するため茶色く退色します。)
寒地型芝草の芝
(出典:芝生管理技術者 研修テキスト)
ベントグラス類
寒地芝生の中でもっとも柔らかく繊細な芝生をつくります。
ゴルフコースのグリーンで全国的に使用されています。
ライグラス類
種子でのみ生育されます。
発芽率が非常に高く、初期育成も大変良好です。
ペレニアルライグラス という芝が横浜国際競技場(日産スタジアム)
にて冬用の芝として使用されています。
ブルーグラス類
適応する土壌の範囲が広く、また濃い緑色の芝生をつくります。
ゴルフコースではグリーン以外に利用されます。
フェスク類
葉は最も粗く、また夏の高温にかなり強いです。
暑さに強いだけでなく、寒さにも強い芝生です。
以上が大きな分類になります。
それぞれの種類の中にさらにまた芝生の種類が分かれます。
土質を選ぶもの選ばないもの、踏圧に強いもの弱いもの、
冬用の芝生に向いているものなどです。
さまざまな特徴を持ち合わせていますので、芝生を作りたい土地に合わせた
芝生選びが大切になります。
次回は次の段階、 整地 についてご紹介します。お楽しみに!
★施工例紹介
移植、枝おろしの時期ですね。木村植物園では剪定に限らず幅広い要望にお応えしています。
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