では、根回しを終え掘り取った樹木を植付ける作業についてご紹介します。
水極(みずぎめ)
一般に多く行われる方法で、樹木を植穴に埋め込んだ後、鉢を埋めながら水を注ぎ、鉢の周囲に戻し土が密着するように、棒で泥をよくつきながら埋め戻す方法です。
これを数回繰り返して鉢を埋めていきます。
土極(つちぎめ)
鉢を埋め戻す際に、水極めでは水を使用しながら鉢をに密着するようにしますが、水を使わずに棒で鉢が土に密着するようによくつきながら埋め戻す方法です。
マツ類を植えこむ場合などに多く使用されることがあります。
昔はすべて土極だったと言われています。
「突けば着く」と言われました。土極も水極も根と土を密着させるための方法です。
埋め戻した後は、水鉢を作って水やりをします。
水鉢は、樹木の鉢の外周に沿って幅の浅い溝を掘るか、樹木の根元は平らにして鉢の外周にをって土を盛り上げその中に水を入れます。
(出典:川口・安蒜「体系農業百科事典」農政調査委員会)
水鉢とはまいた水や雨水が根の周りにとどまるようにする処置です。
移植後の水切れを防ぐ効果的な方法です。
移植した樹木は根を切られているため水の吸い上げが不足します。
発根するまでの間の水切れを防ぐ処置となります。
樹木の植付についてイメージしていただけたでしょうか?
次回植付ける際の注意事項のまとめをご紹介したいと思います。
★施工例紹介
移植、枝おろしの時期ですね。木村植物園では剪定に限らず幅広い要望にお応えしています。
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