サツキの葉が!

もち病ツツジ
よく見るとサツキの葉先がぷくーと膨らんでいます。葉にほかのものがくっついたみたいですね。

これは「もち病」という病気です。

原因は担子菌に属するカビで、ツツジ類、ツバキ類だけに発生します。若い葉がその病名の通り餅を焼いたように肉厚になり球状に膨張するのでこの名前がつきました。
病気が進行すると表面は白いかびに覆われた後干からびて落葉します。

なぜ変な形になってしまうかというと?
新芽にカビ菌が侵入し成長ホルモンを生成します。それに刺激された周囲の細胞が異常肥大を引き起こし奇形の葉ができてしまいます。

5~6月に多く多雨で日照時間が短いと発生するのでちょうど今頃ですね。

防除法としては
予防策
•土壌の水はけを良くする
•株や葉の風通しを良くする
•植物に傷をつけない(病原菌の侵入を防ぐため)

病変部を見つけたら、白いカビが発生する前に摘み取って処分し、病気が広がるのを防ぎます。その後、殺菌剤を散布して発病を抑えるようにします。
殺菌剤でははビスダイセン水和剤、ダコニール1000、サンボルドーが有効です。

これから梅雨の時期で病気が多く発生する時期です。こまめに植木や樹木を観察して異変に気づいたら早めに処置を!