12月の植物と豆知識

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日本庭園の四大要素

 

日本庭園には特徴があり、季節によっても表情を変えていきます。

そんな庭園を構成する「水」「石」「植栽」、そして「景物」の四大要素が

与える意味を理解すれば、より深く「日本庭園の美しさ」が理解できると思います。

 

 

 

「水」

日本人にとつて「水」はいきていくのに

絶対必要なものであると同時に、

心を穏やかに癒してくれる存在でもある。

神聖なものであり、心地よさを演出する「水」は、

枯山水が登場するまでは、庭園の主役でした。

 

 

「石」

古来より「霊が宿る」と信仰されてきた石。

庭園に使われる石は、加工や色彩されていない自然石を、

そのまま使うことが原則とされる。

それゆえ、どのような石を選び、どのように組み合わせるかという

「石組」の技術に、作庭家の力量が如実に表れる。

 

 

「植栽」

園庭内の草木のことを「植栽」という。

日本庭園は絵画や彫刻とは異なり、自然の影響を受けやすい。

むしろ自然から逃れられないからこそ、植栽も自然による

変化を受け入れつつも、それによって庭の姿を変えていく

「衣装」ともいえる。

 

 

「景物」

園庭内の石灯籠、手水鉢、石造美術品、飛石、敷石、垣

といったものを「景物」という。

小さく地味な存在かもしれないが、それぞれ役割や

独自の美を持っており、庭の造景には欠かせない存在でもある。

これらの景物をいかに使いこなすかが、

作庭家の腕の見せ所ともいえる。