ぽかぽか過ごしやすい陽気となりました。春は芽吹きの季節。この頃は八重桜も終わりはじめ夏に向かう感じがしますね。「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」という言葉を耳にしたことはありますか?今回はそんな春の花木のお手入れについてお話しいたします。
- サクラを切るなら細いうちに!
日本の春を象徴するお花のひとつであるサクラ。一般的なソメイヨシノから早咲きの河津桜、比較的小型の豆桜など、様々な品種があります。用途に応じて品種を選べばお庭や鉢植えでも楽しむことができます。公園や学校のような広い場所ならば自然樹形で枝はあまりいじらない方が良いでしょう。サクラは太い枝を切ると切り口から雑菌が入りやすく、そこから腐ってしまう恐れがあるからです。なので、庭植えにしたい場合や小さく仕立てたい場合は枝が細い内に切り落とす必要があります。もし太い枝を切らなければならない場合は、枝分かれした付け根の部分で、水が溜まらないように幹と垂直に切り落とした後、切り口には必ず癒合剤を塗りましょう。
- ウメが咲くのは今年の枝だけ!
一方でウメは毎年剪定をしなければ形が乱れ、翌年の花付きが悪くなってしまいます。毎年勢いよく伸びた枝いっぱいに花を付けるのですが、その枝からはその年しか花は付かないので、翌年はその部分が枝だけとなってしまいます。花の付かない枝をそのままにしておくと、姿が乱れるだけでなく樹が余計な体力を使ってしまうので、その年に伸びた枝はその年のうちに剪定をしましょう。鉢植えや盆栽なら花が落ちたらすぐに、庭植えの場合は7~8月頃に花芽と葉芽の区別がつくようになってから剪定します。冬の剪定は12月頃の葉が落ちる前に全体の形を整えるように剪定します。今年伸びた枝は緑色をしていて見分けやすいので、不要な枝は付け根から切り落とすようにして剪定しましょう。
- 消毒も忘れずに・・・!
害虫対策もサクラやウメに欠かせないお手入れのひとつです。アブラムシが4月・7月頃に、ケムシ類が5月・8月頃に発生しやすいので、定期的な消毒を心がけましょう。
お庭番では剪定や消毒のご相談から、植木の植付け・植替え・除草・伐採・支柱設置・芝張りなど、お庭の植木のことなら何でも承ります。お気軽にご相談ください。
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