こんにちは!
お庭番です!
カエデ類の紅葉は、春のお花見同様、皆さんが楽しみにしている事のひとつかと思います。今年は台風の影響で塩害も多く紅葉が楽しめなかったお宅も多いようですが来年こそ楽しめるように今回はカエデ類についてお話しします。
○剪定について(10月3日の誕生花、花言葉:非凡な才能)
カエデ類は、自然なやわらかな樹形が美しい樹木です。長い間放置しておいて大きくなりすぎたものを、太い枝でブッツリと落としてあるカエデを見かけることがよくあります。こうするとその部分から無数の枝がボワッとふいてきてしまいます。そうなると自然な樹形に戻すのがとても難しくなります。また、太い切り口から病原菌が侵入し、内部を腐敗させる胴枯病になることもありますので、強い剪定は避けるようにしましょう。ですから、毎年まめに剪定することをお勧めします。
剪定の仕方ですが、枝分かれの部分で、長いほうの枝をもとから落とし、短いほうの枝を大切に残すようにし、木をひと回り小さくするように剪定します。間違っても枝の中間で切り詰めることのないようにしてください。中間で落とすと、切り口が目立って自然な感じがなくなってしまいします。
○害虫について
カエデ類は、メイプルシロップを採る北アメリカのサトウカエデ、日本ではイタヤカエデなど甘い樹液が取れます。そのため穿孔虫(幹に侵入して木質部を食い荒らす虫)の害が他の樹種より多い樹種です。幹からノコギリくずのような粉が出ていたら、この害虫の仕業です。小さな穴があいているので、その穴にスポイト等でスミチオン乳剤やマラソン乳剤などの殺虫剤を注入して、粘着テープなどで穴をふさぎ、中にいる害虫を退治するようにしてください。
皆様も、適切な剪定管理を行い、自然な美しいカエデを作り上げてください。そしてこの時期、美しい樹形の美しい紅葉を楽しめるよう挑戦してみてください!
とはいえなかなかきれいに剪定するのは難しいですよね。
もしお困でしたらなら木村植物園お庭番までご依頼ください!
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