こんにちは!
お庭番です!
前回までにオリーブの品種ごとの特徴や違いについて紹介しましたが今回は育て方の基本と害虫対策についてお教えします。
地中海地方が原産の物が多く全体的にカラッと晴れた場所を好みます。風通りの良い日当たりのいい場所に植えてあげましょう。
開花期は5~6月で収穫期は10~11月です。前の記事にも書きましたが収穫したい場合は別種のオリーブも植えてあげましょう。
乾燥には強いですが鉢植えの場合などは水切れに注意しましょう。
オリーブの根は浅く支持力が弱いです。根と土をしっかりと活着させるために植付けの際は支柱を立ててあげましょう。
オリーブはオレウロペインという動物の嫌がる成分をもっており害虫の比較的つきにくい木ですがオリーブアナアキゾウムシには注意しましょう!
オリーブアナアキゾウムシ(テッポウムシ):オレウロペインに食欲を刺激される特性を持つゾウムシです。幼虫が樹の内部から食害するので気づきにくく葉色が悪くなってから気が付き時すでに遅いというケースを何度も見ています。株元におがくず状の木くずを発見したら、オリーブアナアキゾウムシが発生しています。一度穴に入ると2.3年外敵に狙われることもなくぬくぬくと幹を食べ続けます。穴に直接薬剤を注入するか針金等で捕殺しましょう。
(出展https://ameblo.jp/sirahamaolive/entry-11309313962.html)
コガネムシ(ネキリムシ):幼虫がオリーブの木の根を食害します。 根が密集している鉢植えで木が弱ってきたらコガネムシの幼虫がいる可能性がありますので、植え替えの時に根の間に潜んでいないかしっかりチェックしましょう。鉢植えの場合はバラの記事でもご紹介したようにネットをふんわり張ることで卵を産み付けられないように防除できます。
アブラムシ:アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
カイガラムシ:カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいますがその名の通りカイガラを背負うのものには殺虫剤が効きにくいので歯ブラシ等で擦り落とすのが有効です。
害虫全般に言えることですが①剪定し風通しを良くして虫の住みにくい環境を作ること②早期発見することが何よりも対策になります。時々株元を確認しゾウムシがいないか確認しましょう。
樹木が元気であれば害虫も付きにくくなります。適した環境で元気に育てることも害虫防除につながります。
蒸し蒸しと暑い季節が近づいています。湿気はオリーブの天敵です。虫の為にも健康のためにも剪定してあげましょう!
お庭のことで困ったら木村植物園にご相談ください。
★施工例紹介
薬剤散布、植付けの時期ですね。木村植物園では剪定に限らず幅広い要望にお応えしています。
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