こんにちは!
お庭番です!
今日はバラのかかりやすい病気についてご紹介します。
まずとにかくよく発生するウドンコ病、と黒点病(黒星病)についてご紹介します。
・ウドンコ病とは名前の通り葉や茎がうどん粉をかけたように白くなる病気です。
3~5月のこの時期にウドンコ病が出てしまうと木自体が弱ってしまい後の黒点病(黒星病)も発症しやすくなります。
なのでこの時期にベニカXファイン等の薬剤を散布し虫と一緒にウドンコ病の病原菌を殺菌しましょう。
・黒点病とは黒星病とも呼ばれその名の通り黒い斑点が付きます。ごく最近まで泥はねが原因とされていましたが現在は空気感染で広がることが確認されています。
その他にもバラのかかりやすい病気をご紹介します。
・根頭がんしゅ病・・・接いだ部分や根にコブができる病気。多くの場合枯れることがなくそのままで心配がないが、まれに生育障害になります。こぶを切り取り消毒します。
・さび病・・・葉や枝に橙色〜黄色のイボ状の斑点ができ、サビがついたようになる病気。
・ベト病・・・葉脈に沿って赤紫色の斑点ができる病気。若葉につきやすく、葉が緑のまま落ちます。ダメージが大きく枯死することもあるので、注意が必要。
・灰色カビ病・・・新芽や花弁に褐色のカビの斑点ができ腐る病気。
これらの病気も珍しい病気ではありません。暖かくなってきましたしお庭に出て可愛いバラを愛でてあげる際には確認してあげましょう。
病気は菌が原因ですので病気のついた葉を付けたままにして置いたり、摘んだ後に下に落としたままにしておくと被害が拡がる原因になります。特にウドンコ病の繁殖力は強く放置しているとあっという間に広がります。病気の出た葉は摘み取りきちんと処分しましょう。
また同じ殺菌剤を続けて使うと菌に耐性が付き効果が弱くなることがあります。
複数の薬剤をローテーションで使うと耐性を付けさせず再発しにくくなります。これは殺菌剤だけではなく殺虫剤にも同じことが言えます。
バラは正直他の木と比べて手がかかります。
しかし手がかかるからこそきれいに花が咲いたときはいとおしく思えます。
難しそうと足踏みしている方も是非始めてみてください!
自分の育てたバラが花開くときはきっと感動するはずです!
お庭のことで困ったら木村植物園にご相談ください。
★施工例紹介
移植、枝おろしの時期ですね。木村植物園では剪定に限らず幅広い要望にお応えしています。
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