では、樹木を植え付ける際の注意事項をご紹介します。
- 植穴の大きさは植え付ける樹木の幹根本直径の4~6倍
3. 掘り上げた土が砂質・粘土質などの場合、それを使わず
良質の畑土(はたつち)や黒土などに入れ替える。
4. 元肥(植え付け後の活力となる肥料)を土に混ぜる。
このとき根に直接肥料が当たらないようにする。
5. 植穴の底はやや高めに土を敷く。(樹木の位置を調整するため)
(出典:浅野次郎・山口「造園技術ハンドブック」)
5. 付近の状態に合わせ表裏をたしかめて植え込む。
(葉の密度があり、葉の表面が見えるほうが正面。枝ぶりで決める時もあります。)
6. 根巻きに化学合成のひもなどが使用されている場合は除去する
下の写真のように荒縄やわらなど自然素材が使用されている場合はそのままで大丈夫です。
また下の写真のような根巻きがされている場合、無理にはがすと根が崩れてしまうので、布の表面に数か所切り込みを入れて植えます。(切れ目から根が生えるように)
7. 水や栄養を吸う細根が多く切られている場合は、根とのバランスをとり
枝数や葉数を減らす。
8. 土壌改良剤(腐葉土やパーライトなど、土の状態を良くする材料)
を使用する場合は埋戻し土と十分に混ぜ合わせて使用する。
最後に支柱を取り付けて完成です。
支柱は樹木が風などに揺られて新根が切断されたり、倒れたりするのを防ぐためです。
根の活着を良くするためにも支柱は必ず取り付けます。
以上で「移植とは」シリーズを終わります。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
★施工例紹介
移植、枝おろしの時期ですね。木村植物園では剪定に限らず幅広い要望にお応えしています。
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