では、根回しの詳しい方法をご紹介します。
根回しには溝堀式(みぞほりしき)と断根式(だんこんしき)の2種類があります。
例えば、カツラやハクモクレン、キンモクセイやサザンカなどを
植え替えたい場合、これらの木の根は深根性(根を深く張るタイプ)なので
根回しは溝堀式になります。
溝堀式根回しとは
幹の根本直径の3~5倍の鉢を定め、周囲を掘り込みます。
支持根(木を固定させる根)となる太根を3~4方向に残し、ほかの根は切断します。
残された支持根は幅15㎝程度に環状剝皮(かんじょうはくひ)を行います。
環状剝皮とは、根の形成層までをはぎ取り、剝皮部からの発根を促す作業です。
この作業の後、根巻き・縄締めを行い、仮支柱をかけて土を埋め戻します。
(季節に応じて枝葉を減量します。)
次に、ウメやオオデマリ、ザクロやイヌツゲ、アベリアなどを
植え替えたい場合、これらの木の根は浅根性(せんこんせい:根を浅く張るタイプ)なので
根回しは断根式になります。
断根式根回しとは
この方法は溝堀式根回しのように根巻きを行わず、側根(主根から枝分かれした根)
だけ切断する方法で、浅く根を張るタイプの樹木に用いられます。
方法は幹の周りを掘り回し、そこに出ている根を切り離します。
その後土を埋め戻します。
根回しについて、なんとなくイメージしていただけたでしょうか?
次回掘り取りについていくつかの方法をご紹介したいと思います。お楽しみに!
★施工例紹介
移植、枝おろしの時期ですね。木村植物園では剪定に限らず幅広い要望にお応えしています。
移植とは 前回の投稿はこちら
https://www.241.co.jp/blog05/?p=10225
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