前回のつづき・・・
根回しのお話の続きをしたいと思います。
移植(植替え)は、作業にあたって樹木の栄養供給もとである細根(ほそね)を断ち切るため、慎重な判断と作業が必要です。移植後の活着(根付いて生長すること)をよくするため、細根を出させる根回しという作業が必要になることは、前回お話しました。
その大切な根回しですが、この作業にも最も適した時期があります。
それが、萌芽前(新芽が出る前)の春になります。
なぜ、新芽が出る前の春が適しているのでしょうか?
それは、水分や養分摂取に必要な根の大部分を切り取ってしまうため、
葉っぱからの蒸散を抑えるために木の枝葉を相当な量切り落とす必要がありますが、
新芽の出る前であればその必要がないということ。
また生長が活発になるため開いた葉から光合成によってつくられた養分が
傷ついた根に送られどんどん大切な細根を作ってくれます。
春、根回しを行った樹木の移植は落葉樹ではその年の秋か翌年の春先に、
常緑樹では翌年春または梅雨時期に行うのがよいです。
次回、どんな風に根回しを行うのか詳しい説明をしたいと思います。
お楽しみに! 前回の記事はこちら
★施工例紹介
移植、枝おろしの時期ですね。木村植物園では剪定に限らず幅広い要望にお応えしています。
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