前回のつづき・・・
では、駆除しきれずに春先(4月頃)にヘリグロテントウノミハムシが出現した場合の
対策をご紹介します。
出現が確認できたらずばり、スミチオン乳剤の1000倍液を散布します。
(オルトラン粒剤または範囲が狭ければベニカスプレーを散布しても効果が見込めます。薬剤をなるべく使いたくないという方は、セルコートアグリ(人が口にしている薬が原料の病害虫防除剤)もおすすめです。)
成虫が発生したときに散布する薬剤は、幼虫が発生した時に散布する薬剤よりも効果が大きいです。
というのも、ヘリグロテントウノミハムシの薬剤散布のタイミングは年2回(3~4月・6月~7月)です。(2回目以降発生が見られれば3回目)
新芽が芽吹き始めたころ(3~4月)・幼虫ふ化(6月)の時期 の2回です。
このうち幼虫が発生した時に薬剤を散布しても幼虫は葉っぱの内側に潜って食害するため、
幼虫発生時期の散布に大きな効果は期待できません。
しかし成虫は葉っぱの表面で食害をするため、幼虫よりも薬剤がよく効きます。
成虫を駆除することは幼虫の発生も抑えるので、成虫の発生が見られたらここでしっかりと駆除することが大切になります。
次回、他部署から寄せられたヘリグロテントウノミハムシへの素朴な疑問に対しての回答のご紹介を最後にこの回を終了したいと思います!お楽しみに!
★施工例紹介
移植、枝おろしの時期ですね。木村植物園では剪定に限らず幅広い要望にお応えしています。
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