お庭番です!
皆さん消毒と殺虫の違いわかりますか?
なんとなく考えることで当たっていると思いますが消毒は病気(菌)、殺虫は虫に対して効く薬です。両方に効くものもあります。因みに薬剤散布は散布行為自体のことなので殺虫剤でも殺菌剤でも薬剤散布です。使用薬剤は状況に合わせて選びましょう!
今日はカイガラムシの代表的な殺虫剤をご紹介します。
前回もご紹介しましたが今散布するならマシン油です!油で虫を覆い窒息させ殺虫する薬で成虫のカイガラムシにも効きます。逆に動き回れる幼虫に対しては効果が出にくいです。成虫に効くためには濃い状態で散布する必要があるので木の表面も覆ってしまい新芽の成長を妨げ枯死などの薬害が出るので散布時期に注意が必要です。
5~6月の甲羅を背負う前のカイガラムシにはスプラサイドがおすすめです。ルビーロウカイガラムシ、ツノロウムシなどに強い効果を発揮します。
実を食べるから化学薬品を使いたくないという方にはセルコートアグリがおすすめです。カルシウムと炭水化物繊維のセルロースで出来ておりマシン油同様カイガラムシを覆い窒息させ殺虫する薬です。食べる直前まで散布が可能です。菌の繁殖を抑える効果もあります。
虫を絶対付けたくないと薬剤を濃くして散布する方がいらっしゃいますが、木への負担が大きくなります。
そもそも薬剤をかけるよりもまず
①適度に剪定を行い風通しを良くし虫や菌を寄せ付けないこと
②被害の出た葉を落とし被害を拡散させないこと
③出た虫を捕殺すること
これらの物理的防除が大切です!
前年などに被害が出た場合は高確率で虫は戻ってきます。予防のための散布は早め早めが望ましいです。
薬剤をまく場合は用法容量を守り既定薄さに希釈しゴーグル、ゴム手袋、マスクを装着して散布しましょう。
今日の記事は少し難しかったかもしれませんね( ^^) _旦~~
ガーデニングは楽しみながらやることが一番大切です!
散布機も持っていないし希釈もよくわからないという方は木村植物園にお任せください!虫や季節に合わせて適切な薬剤を選び状況によっては物理的防除もします!
次回は剪定についてご紹介します。
★施工例紹介
移植、枝おろしの時期ですね。木村植物園では剪定に限らず幅広い要望にお応えしています。
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