神奈川県秦野市 T様邸
工期:
25日間
Storyストーリー
あまり活用のできていないお庭のリフォームのご依頼でした。リビングの延長になるような空間、既存の植木の扱いをどうするかがポイントでした。
Conceptコンセプト
既存の植木で場所・樹形ともに問題がないキンカン以外を撤去するところから始まりました。残したキンカンは手を入れてすっきりと。掃き出し窓からお庭へ段差無しで出れるようにデッキで床面を作り、雨よけ・日よけのための屋根を設置しています。リビングと一続きになることでお庭に出やすく、屋根があることで室内との連続性、また家の中へ差し込む日差しも遮ることができるため、おすすめの逸品です。植木にはアオダモ、イロハモミジをチョイス。いずれも圃場でいい形のものを選ばせていただきました。特にアオダモは幹の形が曲がった神秘的な山採りです。花壇エリアはブロックの花壇に法面で崖地を表現しような仕上がりに。他にはない花壇として提案をさせていただきました。キンカン側は小さなテラスとベンチを。ベンチは花壇との仕切りとしての役割もあり、空間をぐっとしめる役割があります。色合いは全体的にベージュ・ホワイト系でまとめており、ジャパンディスタイルを意識した仕上がりになりました。
Pointこだわりポイント
屋根があることによりリビング感がぐっと増します。色合いも優しいジャパンディカラーで仕上げています。日差しの差し込みも幻想的に感じられるようです。ファニチャーにもこだわりを持っておられ、小物センスが光ります。リビングと同じように設えることでより一体感とお庭に出ようという気持ちが強く感じられます。
アオダモ。
光を求めて樹形がくねくねと曲がって育つ山採りの木は、葉がない今の季節でも絵になります。日差しを構造物で遮っているため、今の樹形を維持しつつ成長していきます。
法面花壇。
あえて花壇は塞がずに、なだれるようにアオダモとつなげることで全体的な統一感を出しています。かっちりさせ過ぎないところを残すのも、自然の風景のように見えるポイントです。
テラスとベンチ。
ちょっとしたテラス空間も兼ねています。腰かけながらお庭を望むことも。
家族団らんのひととき。
ご家族の憩いの場となり、共に成長していけるお庭であればと思います。撮影ご協力頂きありがとうございました。
お施主様撮影お写真。
とっても素敵な写真です。
遮るものがあることで日差しがきれいに感じられます。