枝下ろしの時期
3月は、樹木の植付け、移植などを行うにはよい時期になりますが、その他、大きな枝を落として木を小さくする作業(枝下ろし)にも、よい時期になります。今回はこの枝下ろしについてお話します。
樹木の枝下ろし
枝下ろしをするにあたっては、まず枯枝を見つけて取り除くことから始めましょう。大きな枝を落としてみたら後に残ったのが枯枝だけだったというのでは、もう取り返しがつきません。また、もし木に登って剪定するとか、木に手をかけて剪定するなどという時に、誤って枯枝に足や手をかけてしまうと思わぬ大事故につながりますので、お気をつけください。それから、大きな枝を落とす場合、最初に落とす枝の下側三分の一程度までノコギリを入れ、その後で上側からノコギリを引いて落とすようにしてください。上側からだけで落とそうとしますと、枝が落ちて行く際、下側の皮が切れずに残ってしまい、皮が裂けてしまうことがあります。これはとても見苦しいものですし、菌が侵入する環境を作ってしまいますので、ご注意ください。